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こだわりという言葉

いつの間にか、世の中には「こだわり」という言葉が、あふれるようになっていました。

飲食店に行けば「こだわりのスープ」「素材へのこだわり」「伝統の技法にこだわる」などの言葉があちこちに見られますし、ネットショップでは、商品の良さをアピールする常套句としてやたらと目にします。

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しかし、元々「拘る」という言葉は

「ひとつのことに強く思い入れたり、執着すること。固執」
「心が何かにとらわれて、自由に考えることができなくなること。拘泥」

などの、ネガティブな意味を持つ言葉でした。

それが、昨今では

「信念を持って追求する」

というようなポジティブな意味に転じてきています。

言葉というものは、時代とともに変わっていくものですから、その意味の変遷に拘る(笑)必要はないと思います。

しかし、世の中にあふれている「こだわり」には、「とりあえずキャッチコピーに入れておけば、何かプレミアム感が出るんじゃないか」というような雰囲気で乱発されているようにさえ感じてしまいます。

そういうことで、私自身は極力「こだわり」という言葉を、使わないようにしています。

とはいえ、じつは、私の販売サイトの商品説明でも、「こだわり」という言葉を使っているところがあります。
作り手の方が、特別な思いを込めているモノ・部分などを、ご本人が「こだわり」と表現している時は、そのまま使っているのです。

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たとえば、絶賛発売中のOyadica-writeworks革製文庫本カバーHOLESも、とくに素材の革については非常に吟味したものを使用しており、それを分かりやすく

「レザー製品のヘビーユーザーであるバイク乗りのこだわり」

と表現しています。

革製品では「植物タンニンなめしにこだわった」と表現しているものを、多く見かけます。(当店で販売しているものにもあります)

まずは、「なめし」って何かと言うと、動物の皮はそのままだと固くなったり腐敗してしまったりするものなので、「皮」のコラーゲン繊維になめし剤を結合させこれらを防ぎ、柔らかくして「革」に変化させること。

そのなめし剤に、植物由来のものを使うのが「植物タンニンなめし」、塩基性硫酸を使うのが「クロムなめし」です。oyadica-bc1_14

「植物タンニンなめし」には、使い込むほど艶や馴染みが出るという特徴があり、「クロムなめし」は強くて柔軟でソフト感があるという特徴があります。

Oyadica-writeworks革製文庫本カバーHOLESで使用している革は、そのなめし工程の9割以上が植物タンニンなめしを使用。ですが、クロムなめしもわずかに使っている「コンビネーションなめし」と言われるもの。

ブックカバーは、本を読んでいる間、ずっと人の手に触れています。

そのため、吸水性が低くないとシミ汚れになりますし、かつ、柔軟でなければページを捲りにくくなります。それでいて、使うごとに馴染んでいって使いやすくなっていかなければなりません。

そのため、両方のなめしの良さを活かした革を選びました。革の質感と扱いやすさ、重さ、厚みも非常に吟味しています。

その思い入れ含め「こだわり」とあえて表現させていただきました。oyadica-bc1_2

本革の製品は、決して安価ではないですから、買っていただいたあとも、使っていくうちにどんどん満足感や愛着が湧いていくものになるよう、想いを込めています。

Oyadica-writeworks 革製文庫本カバー HOLES

サイズ:W112×H165mm
素材:牛革・帆布
価格:5,800円(税込み・送料別)

ご購入はこちらまで。

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Facebookからもご購入可能です。

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見られるブックカバー

サクラの開花情報も聞こえてき始めた今日このごろ。
4月からの新生活の準備をはじめている方もいらっしゃるでしょう。

電車や道路が混雑し始めるのも、この時期ならではの光景。

混雑した電車に乗っていると、無意識になんとなく、眼の前にいる人の広げている本が、どんな本なのか見てしまいませんか?

ブックカバーを愛用する派の理由の多くは、この視線から本を隠すためだと言われています。

逆に、ブックカバーを使わない派は、「装丁が楽しめないから」という理由も大きいようです。

そこで、Oyadica-writeworks革製文庫本カバーは、それを両立させることを考えました。

オモテ表紙の3連の穴から色鮮やかな帆布が覗く、オシャレなデザインポイントですが、帆布と革の間に文庫本のオモテ表紙を差し込むことにより、文庫本の装丁の一部を見ることができます。oyadica-bc1_7これによって、本のタイトルの一部が分かったり、美しい装丁の一部を楽しんだりすることが出来ます。
装丁を隠したいときや、鮮やかな帆布の色を楽しみたい時は、差し込むところを変えるだけ。

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また、カバンの中に他のものと一緒に本を入れていて、開いてしまって折り目がついたり、小口が潰れたりしたことはありませんか?

ブックカバー使う派の方から、これをどうにか解決したい、という声が多く聞かれました。
輪ゴムで留めるのも、格好は良くないですしね。oyadica_book028wこのブックカバーには、綴るための差し込みベルトがあります。ウラ表紙の切り欠きに、サッと差し込むだけのシンプルな綴じ方。

カバー全体には、国内有数のタンナーが集中する兵庫県姫路市のレザーを使用していますが、差し込み先端のみ、硬さの違う栃木レザーを合わせて使用しています。

手間のかかる製法ですが、柔らかくしなやかな革でも抜けにくいようにした配慮です。

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さらに、本を読んでいる時(広げている時)、意外とじゃまになるのが栞。

上の写真でおわかりになるように、オモテ表紙折り返しには、ポケットを設けており、栞などを差し込んでおくことが出来ます。

出掛けた先で、本を広げる。

区切りの良いところまで読んだら、ポケットに差し込んでおいた栞をはさみ、本を閉じる。

差し込みベルトをウラ表紙側に。ぽん、とバッグの中に、ブックカバーを入れて仕舞う。

一連の動作がスムーズでスマートにできるのは、本当に使い勝手を考え抜いて作られているからです。

本好きの人に、ぜひとことん使い倒していただきたい一品です。

次回は、こだわり抜いた革について、詳しくご説明してまいります。

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Oyadica-writeworks 革製文庫本カバー HOLES

サイズ:W112×H165mm
素材:牛革・帆布
価格:5,800円(税込み・送料別)

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本好きのためのブックカバー

以前よりブログでお伝えしていた、オリジナルのブックカバーをついに発売いたしました。

デザインユニット”Oyadica”とライトワークスが共同開発した、「革製文庫本カバー HOLES」。

パット見、鮮やかなドット柄が目を引くので、可愛い印象。しかし、実は本好きの皆さんの意見を取り入れて使いやすいよう工夫を凝らしています。oyadica_book023w
オモテ表紙側に設けたドット穴は、デザイン上のポイントとなっているだけでなく、表紙を差し込むところを変えることによって、本のタイトルや装丁が覗くように出来ます。

カバーの中にどの本が入っているか分かるようにも出来るし、見せたくない時には見えないようにすることも出来ます。

このドットの大きさや、穴の塞ぎ方なども、Oyadicaとwriteworksで色々と意見を交わしながら決めたもの。ようやく正解にたどり着いた気がします。

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オモテ表紙側の差し込みを、裏表紙側のスリットに差し込むことによって、カバンの中で本が開いてしまうことを防ぎます。
差し込み先端は、革の種類を変えて縫い合せ、差し込みやすく、また抜けにくくしています。

この綴じ方も、以前ブログでご紹介したように、色々な案を出し合って決めました。最終的には、差し込みの先端に、硬さの違う栃木レザーを縫い合わせるというカタチに。手間がかかりますが、見た目のよさ、構造のシンプルさ、使い勝手の良さから採用となりました。

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革の質にもこだわっています。その革についてのご説明は、また後日。。。

間違いなく長年ご愛用いただける製品に仕上がりました。僕自身、とても気に入っています。

Oyadica-writeworks 革製文庫本カバー HOLES

サイズ:W112×H165mm
素材:牛革・帆布
価格:5,800円(税込み・送料別)

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ブックカバー開発プロジェクトパート2

先日発表しました、オリジナルアイテム第1弾のブックカバーですが…

前回の記事公開後に、「カバンの中で本が開いてしまうので綴じられるようにして欲しい」というご意見・ご要望が多かったため、綴じ方のところで色々試行錯誤中です。

Oyadicaさんのご提案1

背表紙部分に縫い付けた革のボタンに、紐で括るタイプ。

シンプルで使い勝手は良さそうですが、オモテ表紙側の穴を紐が横切ってしまうのが気になります。

Oyadicaさんのご提案2

オモテ表紙側の差し込みを切り欠いてベルトとし、先端に革を補強。ウラ表紙側のスリットに差し込むタイプ。

これはシンプルでうまくまとまっていると感じますが、栞機能はオミットされます。

また、厚い本に対応するためのベルトの長さとスリットの位置などを、更に吟味する必要がありそうです。

ライトワークスからの提案

ウラ表紙側の差し込みベルトを延長し、ループにします。(試作なので色画用紙でベルトを延長してセロテープで留めてます)

閉じる時はオモテに回し、読む時は裏側にひっくり返すようにします。
シンプルで生産性も良さそうですが、問題は本の厚みの違いへの対応をどうするか。

 

そんなこんなで色々と知恵を絞りあって作り上げていっているのですが、こういうものづくりの楽しさを、はじめて教えて貰った気がします。

他にも革の素材であったり、オモテ表紙の穴の蓋であったりと、まだまだ検討の余地があります。

でも、確実にいい物が出来そうなので、本好きの方、革小物のお好きな方は、どうぞ期待してお待ちくださいませ。

皆様のご意見、ご要望も引き続きお待ちしておりますので、よろしくお願いいたします。


 

Oyadicaさんのサイトはこちら
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セレクトショップライトワークスもよろしくお願いします。
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オリジナルアイテムプロジェクト始動

友人のデザイナーユニットOyadicaと、当店ライトワークスのアライアンスで、オリジナルアイテムを作ることになりました。

その第一弾として、レザーブックカバーを現在開発中です。

このブログでは、その開発途上の様子も赤裸々に(?)記録していきたいと思います。

 

Oyadicaのお二人が東京から岡山に来られた際、簡単な基本コンセプトの打ち合わせをし、それを踏まえて、今回幾つか試作を提示していただきました。

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まずは、もともとOyadicaさんがすでに製品化していたデザイン。真ん中の穴から表紙の一部が確認できるようになっています。
今回はこちらをベースに、革の質や裏地のある無しなど、いくつかバリエーションを作っていただいたのですが、その中にひとつだけ異質な試作品がありました。

それがこちら

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表紙側の穴が3つ。Oyadicaさんのデザインのアイコン的なドット模様を形成しており、感じいい。

その分、何の本をブックカバーに入れているか、よりいっそうひと目で分かりやすくなっています。

僕としては、一目惚れです。

以下、ディテール。

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実は、前回の「ブックカバーのすすめ」で書いたように、ブックカバーを使う人の目的の一つとして

「何を読んでいるのか他の人に知られたくない」

という要素がありました。

そこで、この丸い窓に、別の色の革を入れて、必要な時はフタをする、というアイディアがあります。
どのようにフタをするか、現在検討中です。

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オモテ表紙側の差し込みは袋状。その一部を切り欠いていて、栞として使えるようになています。

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ウラ表紙側はベルトに差し込み、折り返して包む形状のため、様々な厚みの文庫本に対応可能。

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カバンの中に色々なものと一緒に放り込んでいると、本の真ん中が潰れてしまうこともあります。

それを防止するために紐を付けてみたのですが、実用上すこし問題あるかも。本を読む時じゃまになったり、開く時に煩わしかったり…

デザイナーの方は別のアイディアを検討中とのことですが、いっそのことなくてもいいような気もします。

そんなこんなで、お互いに意見を出し合い、まだまだ試行錯誤しているところ。

もし、「こうしたらいいのに」というご意見がありましたら、ぜひともご連絡下さいませ。皆さんと一緒に、新しいアイテムを作り上げていきたいと思います。


 

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